岸和田大橋-南大阪の新たな象徴、湾岸を見晴らす斜張橋

岸和田大橋は、阪神高速湾岸線を代表する美しい斜張橋である。
湾岸線の本格的な橋梁群の先陣として、1990年に供用開始。
特徴的な白い主塔とケーブルが青い大阪湾に映え、南大阪のランドマークとして圧倒的な存在感を放つ。
橋脚間を広く保ち、船舶航行にも配慮された設計であり、都市景観と土木技術の融合を象徴している。
開通以降、物流と観光の両面で地域発展を支える基幹インフラのひとつとなった。
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港大橋-技術革新で“世界を驚かせた真紅の巨橋”

1978年に完成した港大橋は、かつて世界で3番目、日本最長のトラス橋である。
「ブロック一括架設工法」により、巨大な赤い橋桁を一度に架設するという日本初の工法が用いられ、橋梁技術史に名を刻んだ。
高度成長期のシンボルであり、物流・都市発展の躍動を今も感じさせる存在だ。
天保山大橋-大阪港の”玄関口”を飾るA字の美

阪神高速5号湾岸線の延伸とともに1994年に登場した。
A字型主塔が特徴で、大阪港ウォーターフロントとの調和が美しいデザインである。
海遊館など観光施設とも一体化し、地域の”顔”として存在感を放っている。
神崎川橋梁-県境をつなぐ技と知恵のハイブリッドブリッジ

大阪と兵庫の府県境を渡る神崎川橋梁は、トラスと吊り材のハイブリッド構造である。
河口の軟弱な地盤に対応する独自技術で、安全性と耐久性を実現した。
見た目にもインパクトがあり、都市インフラの粋を体感できる橋だ。
正蓮寺川橋梁-限られた空間、未来志向の非対称アーチ

1994年竣工の正蓮寺川橋梁は、住宅地に近く川もカーブしているという制約下で、左右非対称のアーチデザインを採用した。都市と自然が調和する未来志向の設計思想が光る作品である。
大和川橋梁-都市を貫く、大動脈の斜張橋

阪神高速4号湾岸線区間の要となる大和川橋梁。
2013年開通の斜張橋は都市機能を強化し、大型船の航行にも配慮した設計となっている。
大阪湾岸地域の発展を陰で支える重要な存在だ。
南港大橋-港湾の”白いアーチ”―国際物流をささえる

2008年誕生、港に停泊する大型船を通すための高い桁下と、白く美しいアーチが特徴である。
大阪南港の国際物流拠点を支え、躍動する経済の文字通り”橋渡し”役を担っている。
東浜大橋-西宮から臨海部へ―都市と海を結ぶ白翼

東浜大橋は、阪神高速湾岸線(5号・4号)の一部として大阪湾岸に位置する斜張橋である。西宮浜や尼崎周辺と臨海部を結び、都市圏・港湾地帯の物流や交通の円滑化を担う重要なインフラである。特徴的なのは、白く美しいアーチ形状の主塔と、それを支える無数のケーブルであり、湾岸地域を代表する現代橋梁のひとつとなっている。