角島大橋について
概要
角島大橋(つのしまおおはし)は、山口県下関市豊北町の本土と角島を結ぶ全長1,780メートルの橋である。2000年(平成12年)11月3日に開通し、通行料無料の離島架橋としては日本屈指の長さを誇る。北長門海岸国定公園内に位置し、エメラルドグリーンの美しい海と白い砂浜に囲まれた景観が特徴で、多くのテレビCMや映画のロケ地としても知られている。
平成〜現在
角島大橋の建設は、角島へのアクセス向上と地域振興を目的として1993年(平成5年)9月6日に着工された。厳しい海洋環境や美しい自然景観への配慮から、橋脚の高さを抑えた設計やプレキャスト工法の採用など、技術的工夫が施された。2000年(平成12年)11月3日に開通し、以降、角島への陸路アクセスが可能となったことで、観光地としての人気が急上昇した。2015年には旅行サイト「トリップアドバイザー」の「口コミで選ぶ日本の橋ランキング」で1位に選出されるなど、その美しい景観が高く評価されている。
橋のスペック
橋長:1,780メートル
幅員:6.5メートル(2車線)
形式:21径間連続PC箱桁橋+3径間連続鋼床版箱桁橋+5径間連続PC箱桁橋
最大支間長:102メートル
航路高さ:18メートル
完成年:2000年(平成12年)
行政区:山口県下関市豊北町
海域名:海士ヶ瀬戸
アクセス
角島大橋へのアクセスは、車利用が最も便利である。中国自動車道美祢インターチェンジから国道435号、国道191号、山口県道275号を経由して約60分で到着する。公共交通機関を利用する場合、JR山陰本線滝部駅または特牛駅からブルーライン交通のバスに乗車し、「ホテル西長門リゾート入口」バス停で下車すると、徒歩約3分で海士ヶ瀬公園に到着する。この公園からは角島大橋の全景を一望できる展望台があり、無料の駐車場やトイレも完備されている。
角島大橋は、その美しい景観と無料で渡れる利便性から、年間約90万人が訪れる人気の観光スポットとなっている。特に晴天時には、コバルトブルーの海と白い砂浜、そして橋の美しい曲線が織りなす絶景を楽しむことができる。訪問の際は、周辺の交通状況や天候に注意し、安全に観光を楽しんでいただきたい。