安堂寺橋(あんどうじばし)上方落語「伊勢参宮神乃賑(通称:東の旅)」の旅の起点【大阪市中央区】

安堂寺橋(あんどうじばし)【大阪市中央区】

昭和初期の安堂寺橋の写真はこちら

橋の東側は東堀の材木浜で、材木をはじめ竹や竹皮の取引も行われていた。
西側は南船場につながり、金物問屋などが集まる町であった。

また伊勢神宮参り街道につながる交通の要として江戸時代初期の頃からあったという。

喜六と清八による伊勢参りの道中を描いた一連の上方落語「伊勢参宮神乃賑(いせさんぐうかみのにぎわい)」通称:「東の旅」でも安堂寺橋が旅の起点として登場している。

安堂寺橋から出立し、玉造〜深江〜暗峠へと旅は続く。

残念ながら現在は高架下にひっそりと佇む橋として、その趣は感じられない。

安堂寺橋概要

橋長:49.2m
幅員:6.0m
形式:桁橋
完成:昭和42年

関連記事

  1. 菅原城北大橋 | 100円橋の異名を持った橋【大阪市旭区・東淀川区】

  2. 本町橋:戦時には攻防の要とも目された、交通の要衝・公儀橋【大阪市中央区】

  3. 農人橋 ジャンクションと橋がおりなす、都市の景観【大阪市中央区】

  4. 大手橋 大阪城の正門に通じる橋【大阪市中央区】

  5. ひらのばし

    平野橋とは?世界初の逆ランガー橋の秘密と周辺スポットガイド

  6. 大正橋 長大なアーチ橋から、楽譜に彩られた大正区の玄関口へ【大阪市大正区】