菅原城北大橋 | 100円橋の異名を持った橋【大阪市旭区・東淀川区】

菅原城北大橋(すがはらしろきたおおはし)【大阪市旭区・東淀川区】

菅原城北大橋

概要

菅原城北大橋(すがはらしろきたおおはし)は、大阪市東淀川区と旭区を結ぶ淀川に架かる橋である。

1989年(平成元年)6月に完成し、当初は大阪市が管理する有料道路橋として運用されていたが、2014年(平成26年)6月10日に無料開放された。

そのため、地元では通行料金が100円であったことから「100円橋」とも呼ばれていた。

昭和〜現在

菅原城北大橋の建設は、1984年(昭和59年)に着工され、1989年(平成元年)6月に完成した。

当時、大阪市北東部の豊里大橋や長柄橋が慢性的な渋滞を起こしていたため、その中間に位置するこの橋が都市計画道路豊里矢田線整備事業の一環として架橋された。

完成当初は大阪市で最初の有料道路橋として運用され、普通車の通行料金が100円であったことから、「100円橋」として親しまれていた。

2014年(平成26年)6月10日に無料開放され、現在では多くの車両や歩行者が利用する重要な交通インフラとなっている。

橋のスペック

橋長:1,037.30メートル
幅員:25.50メートル
形式:斜張橋
完成年:1989年(平成元年)
行政区:大阪市東淀川区 – 旭区
河川名:淀川

この橋は、上流に架かる豊里大橋と同じ斜張橋である。

しかし、豊里大橋が数本のケーブルで力強く橋桁を支えるのに対し、菅原城北大橋は多本数のケーブルに力を分散して支える構造となっており、優美な印象を与える。

アクセス

最寄り駅はOsakaMetro谷町線「千林大宮駅」で、2番出口から約1,200メートル、徒歩約20分の距離にある。また、大阪シティバスの「城北公園前」バス停や「菅原二丁目」バス停からもアクセス可能である。

菅原城北大橋は、淀川に架かる橋の中でも新しい部類に入り、その優美なデザインと機能性から、多くの人々に利用されている。また、周辺には城北公園があり、四季折々の自然を楽しむことができるスポットとしても知られている。

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