橋物語– tag –
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天保山大橋|大阪湾に架かる白い斜張橋のランドマーク
大阪港の河口に伸びる優美な斜張橋、天保山大橋。主塔の高さは152メートル。灰白色のシルエットが空に突き抜ける姿は、大阪湾岸を象徴するランドマークとして親しまれている。 昭和から平成へ ― 巨大プロジェクトの軌跡 1979年の計画当初は「安治川橋梁」... -
港大橋|真紅の巨人が立つとき
1970年、大阪。万博の熱気がまだ街に残っていたころ、一つの巨大な挑戦が始まった。それが 港大橋だった。 当時としては前例のない規模。中央径間510メートル、桁下高51メートル。40,000トン級のコンテナ船が通る航路を跨ぐために、日本の橋梁技術はかつて... -
ベトナム・ダナン 回転する青い橋 ハン川橋物語
ダナン市街地の中心に架かる橋 ハン川を横断する青い橋、ハン川橋は、ダナン市街地を象徴する存在である。 幾多の橋が架けられたこの都市の中でも、もっとも親しまれてきた橋のひとつだ。 世界でも珍しい回転式の可動橋 ハン川橋の最大の特徴は、その中央... -
ベトナム中部の歴史を跨ぐアーチ ナムオー鉄道橋物語
海風の向こうに見えたアーチ ダナンから北へ向かう国道を走っていると、不意に視界の端に淡い緑の鉄骨が現れた。 海から吹きつける風は湿り気を帯び、空は低く垂れ込めている。 その中で、アーチを描く鋼材だけが、潮と時をくぐり抜けてきた者のように静か... -
道頓堀橋──江戸から令和へ、大阪・ミナミを見守る橋の400年史
道頓堀橋【大阪市中央区】 江戸時代の道頓堀橋 安井道頓が私費で着手 1612年、安井道頓が私財を投じて南堀河(のちの道頓堀川)の開削に着手した。大阪の未来を思い描き、土を掘り進めた道頓は、志半ばで戦に倒れた。しかしその遺志は、従弟の安井道卜に... -
地元の橋を知る
地元の橋が教えてくれるもの 橋を知ることは歴史を知ること 旅先だけでなく、勤務先の大阪でも、普段はただ通り過ぎるだけの橋に目を向け、立ち止まって情報を調べてみると、新たな発見があるものだ。 何気なく渡っている橋の名前の由来を知るだけで、その...
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