川端シンボルロードの眼鏡橋ついて
概要
高知県須崎市の川端シンボルロードに位置する眼鏡橋は、堀川に架かるアーチ型の石橋である。元々は「糺橋(ただすばし)」と呼ばれ、木製の橋として存在していたが、明治34年(1901年)に石造りのアーチ橋に改築され、「眼鏡橋」と命名された。市内唯一の石橋として長らく親しまれてきたが、交通量の増加に伴い、昭和56年(1981年)に一度取り壊され、コンクリート橋に架け替えられた。その後、「水と緑のシンボルロード整備事業」により、旧石材を用いて現在の場所に復元された。
歴史
眼鏡橋の前身である糺橋は、宝永地震以前から存在していたとされる歴史ある橋である。明治初期の記録では木橋として記載されているが、明治34年にアーチ型の石橋に改築され、「眼鏡橋」として新たに生まれ変わった。しかし、昭和56年には交通量の増加に対応するため、石橋は取り壊され、コンクリート橋に置き換えられた。その後、市の整備事業により、旧石材を再利用して現在の川端シンボルロードに復元され、市民の憩いの場として再びその姿を現している。
橋のスペック
形式:アーチ型石橋
完成年:明治34年(1901年)
再建年:平成5年(1993年)頃(推定)
行政区:高知県須崎市
河川名:堀川
アクセス
眼鏡橋は、JR須崎駅から徒歩約10分の場所に位置している。川端シンボルロード沿いにあり、周辺には散策路やベンチが整備され、市民や観光客の憩いの場として利用されている。また、季節によってはイルミネーションが施されるなど、四季折々の風景を楽しむことができるスポットである。
川端シンボルロードの眼鏡橋は、歴史的な背景と美しい景観から、須崎市のシンボルとして多くの人々に親しまれている。散策や休憩の際に立ち寄り、その歴史に思いを馳せながら、穏やかな時間を過ごしてみてはいかがだろうか。